前回の続きです。10ヶ月検診でひっかかり、その数ヶ月後にフォロー検診、MRI検査、血液検査をして、その結果、病院と提携しているS療育園に行くことになりました。ここは医療型児童発達支援センターです。手足が不自由な子、発達に遅れがあると医師に診断された子が通うところで、理学療法士によるリハビリが行われるのですが、このリハビリ方式がボイタ法と呼ばれるものです。今回は、ボイタと双璧をなすボバースアプローチを取り入れており、市が運営している医療型児童発達支援センターW療育園に見学に行ってきました。
目次
見学の問い合わせ
まずは市のホームページを確認。子どもの発達について相談できる窓口として、子ども発達支援センターがあったので、そこに電話で問い合わせをしてみました。
電話に出てくれたのは男性だったのですが、子どもの発達状況などを話すと、優しく共感してくださって、緊張していた気持ちがすっとほぐれました。さすが専門の部署!
そこから、では見学がされたいということですので、W療育園の方に一度連絡をとって、改めて電話をかけ直しますね、とおっしゃられたので、電話を切ってしばらく待っていたら、すぐに電話がかかってきて、療育園の園長さんにとりついでくれました。
園長さんもとても優しい方で、見学日の設定の調整が難しく、来月とかになりそうだったのでどうしようかと迷っていたら、ご心配でしょうし早い方がいいですよね、もしちょっとバタバタしているかもしれませんが明日でもよければ、と急遽次の日に予定を入れてくださることに。
よかった!
実はその週の金曜日に病院でMRIの結果を聞くことになっていて、もしこちらに通うことになったら紹介状がいるので、その時までに結論を出しておきたかったからすごく助かりました。
見学日
当日は夫も半休をとって、一緒にW園へ行きました。
受付をしてから、園長先生がやってきて、まずはパンフレットを見ながら説明を受けました。
理学療法、作業療法、言語療法について。
ボバース法とはいわない、ボバースアプローチというそう。ボイタはボイタ法。園長は保育士さんだそうです。
作業療法は生活の中で困ることを見てあげる。エジソン箸とかその子にあわせてしてあげたり。生活や遊びを豊かにするもの。
大人の高齢者だったらゲームをしたりするので、子どもは感覚の発達を促す。
理学療法は身体。
理学と作業は密接な関係があるなど。
W園の療育内容について
そしていくつか質問を受けました。
リハビリと別の親子教室もあり!
理学療法について
通園と外来について
保健センターとの連携について
S療育園との違いは?
シャフリングベビー(いざりっ子)について
実際のPT室、OT室を見学
お話が終わったら、実際にPT(理学療法)室、OT(作業療法)室、保育ルームなどを見学することに。
とっても楽しそうな雰囲気で賑やか。お母さんたちもいて、親子クッキングをしている様子も拝見しました。
あの子たちは、3歳児、5歳児でまだ歩けない子たちです。
見学してみた感想
ボイタ法で病院が運営しているS療育園、ボバース法の市立のW療育園。リハビリの雰囲気もアプローチも全く違うことが実際にみてみるとよくわかりました。
特にW療育園は外来も小さい子どもたちたちばかりなので、なんとなくほっとします。
S療育園は病院が母体、外来は年齢制限無し。結構大きい20歳ぐらいの子たちもいて、脳性まひなどの重い疾患を抱えてる子たちにもよく出会うので、少し緊張してしまうんですよね。。
あとS療育園は、やっぱり泣いている子が結構います。別に痛いことをするわけではないのですが、うつ伏せの姿勢や横向きの姿勢になって、ツボのようなところを軽く押すので、その間動けないのが嫌で泣いてしまうんですよね。
うってかわって、W療育園はたくさんのおもちゃ(型はめパズルや積み木など)や、ゴムボールなどを使って、遊びながらうまくハイハイなどを促すので、赤ちゃんもお母さんも笑顔。すごく雰囲気がいいです。
夫もS療育園のときは心の準備ができていなかったこともあってか、ショックを受けていたのですが、ここはすごく雰囲気が明るくてよいね、と前向きな感想。
ということで、とりあえずこちらの療育も数回受けてみて、ボイタとボバース、どちらで行くか考えてみることにしました。(なんなら両方でも…どちらも週一回なので)
MRIの検査結果をききにいくときに、紹介状をドクターにお願いしてみるつもりです。S療育園にも書いてもらったので、また書いてもらうのはどうかなぁと若干気後れしますが、まぁ、先生に正直に相談したらいいかな。
一番の願いは、早く歩けるようになること。それだけなので、ちょっと気後れするぐらいがなんだい、という気持ちでがんばるぞー。
療育については、こちらのまんがエッセイでもちょっと触れられていますが、とても読みやすいので一度夫婦で読んでみるといいかも。うちも夫に読んでもらいました。