ゆうちょで子ども名義の新規口座を開設しました!開設方法と注意点

スポンサーリンク

PB260030

子どもが生まれたら、お年玉をもらったり、孫にとお小遣いをもらったり、お金のやりとりが増えますよね。親が管理しておいてもいいのですが、やはり子どものために、ともらったものは子どもの将来のために貯金しておいてあげたい。そう思う親は多いのではないでしょうか。そんなわけで、新しく赤ちゃんのために口座を開設することにしました。選んだのは、子どもが将来大きくなって違う場所へ引っ越しても全国で使えて、通帳も使える便利な「ゆうちょ銀行」です。

スポンサーリンク

開設に必要な持ち物

  • 親の身分証明書(免許証・パスポートなど)
  • 子どもの身分証明書(健康保険証、母子手帳など)
  • 認印(印鑑)

開設に必要なものは、上記の3つです。印鑑はこの機会に子ども用のものを一つ作っておくといいですね。

PA310334

シャチハタでも認印として使えますが、ちゃんとした印鑑を記念につくっておくと、成人してから印鑑を使うことが多いので助かるはず!

↑鯉のぼりのはんこケースが人気

子どもが少し大きくなってから一緒に行って開設する、というのもありですが、時間もとられますし面倒なので、親が先に開設しておく方が楽かな、と思いました。

赤ちゃんのときから少しずつ毎年お年玉がいれて通帳に記帳しておいて、道理がわかるようになったら渡してあげて、今度は一緒に記帳する、というのがよさそうです。

総合口座利用申込書への記載方法

PB220409

まずは、郵便局の貯金窓口で「子どもの口座を開設したい」と伝えると、総合口座利用申込書を渡されるので、これに記入します。

PB220408

記載内容がぱっと渡されてもわかりにくいので、ちょっとそれぞれについて解説しますね。

カードの種類を選ぶ

  • JP BANKカード
  • 一般カード
  • 利用しない

JP BANKカードとは?

JP BANKカードとは、ゆうちょ銀行が発行しているクレジットカードです。二種類あって、クレジット機能つきのキャッシュカード、またはクレジットカード単体型のカードがあります。

例えば、VISAやMaster Cardのクレジット機能つきキャッシュカードの場合、一般カードなら年会費が初年度無料、2年目からは1,350円がかかります。公共料金の支払いをカード払いにしたり、ゆうちょ銀行の給与預入などで年会費が無料になったりします。

一般カードとは

ゆうちょ銀行のATMで入金や出金をするときに使うキャッシュカードです。クレジット機能はついていません。

子どものカードなので、一般カードにしました。

口座種類とは

  • 通常
  • 貯蓄

通常貯金

通常貯金-ゆうちょ銀行

こちらは、通常の総合口座の貯金です。

通常貯蓄口座

通常貯蓄貯金-ゆうちょ銀行

10万円以上残高があれば、通常貯金よりも有利な利子がつく、出し入れ自由な貯金です。預入期間の制限はありません。自由に出し入れできます。

残高が10万円を下回っている場合には、通常貯金よりも低い金利となります(金融情勢等によっては通常貯金と同一金利になる場合があります)。給与預入や公共料金の自動払込み等の利用はできません。

これは「通常貯金」で問題ないと思います。

ボランティアとは

  • 国際協力(全般)
  • 国際教職(環境)
  • 申し込まない

預入をした通常貯金および通常貯蓄貯金の利子のうち、税引後の20%相当額(1円未満切り捨て)が寄附金となるものです。

ゆうちょボランティア貯金-ゆうちょ銀行

特に何か思うところがなければ「申し込まない」でいいと思います。

オートスウィング基準額とは

総合口座に設定する通常貯金ご利用の上限額のことです。

ゆうちょ銀行の預入限度額は1,300万円です(2016年までは1,000万円でしたが変更されました)。通常貯金・通常貯蓄貯金・定額貯金・定期預金あわせて1,300万円を超えて預けることはできませんが、オートスウィングを設定することによって、超えた分が自動的に振替口座(利子なし)に移動します。

振替口座とは、キャッシュカードや通帳がない口座で送金や決済に特価した口座。企業が主に使う口座です。

(ちなみに預金保険制度による貯金の保護は1,000万円です。これは銀行などが何かあったときに保証してくれる制度です。)

例えば、定期預金に800万円があった場合

オートスウィング基準額を500万円にしておくと、
通常貯金に600万円あずけようとしたとき、
500万円は通常貯金に、オーバーした100万円は自動的に振替口座に入ることになります。ただしこの100万円には利子はつきません。

要するに、通常・定期など全部あわせて1,300万以上預入をする予定がなければそれほど気にすることはないということです。だからといって、オートスウィング基準額を最大値の1,300万にしてしまうと、これは通常貯金の上限額を決めるものなので、定期や定額貯金をすることができなくなってしまうので注意しましょう。

なので、500万円ぐらいがベストのようです。

このオートスウィング基準額は、ゆうちょダイレクト(インターネット)で金額の設定を変更することも可能です。

オートスウィング基準額とは何ですか。 また、変更はどこから行うのですか。 | よくあるご質問-ゆうちょ銀行

キャッシュサービス利用方法とは

カードでも通帳でも引き出せる方がいいのであれば、通帳とカードで、カードだけでもいいのであればカードのみを選びます。

  • 通帳とカード
  • カードのみ

通常は、両方使える「通帳とカード」でいいと思います。

デビット機能とは

銀行などのキャッシュカードを使ってレジ端末などで支払いができるサービスです。ゆうちょ銀行のキャッシュカードでもできます。手持ちの現金がなくても、クレジットカードのように支払いができ、口座から直接引き落としが行われます。

クレジットカードは持ちたくない、という人には便利です。

暗証番号必須取り扱いとは?

通常貯金・通常貯蓄貯金、定額貯金・定期貯金などからお金を引き出す際、通常窓口では、払い戻し請求書と、通帳と印鑑(またはキャッシュカード)、場合によっては本人確認書類が必要になります。

もし通帳と印鑑が盗まれてしまった場合でも、暗証番号必須取り扱いを設定しておけば、通帳と印鑑にくわえ、さらに暗証番号も必要になるのでセキュリティが強化されます。

念のため設定しておく方がよさそうです。

(ただし、ゆうちょ銀行では、2017年1月4日(水)から、暗証番号必須取扱い(※)の新規利用申込みの受け付けを終了するそう!あまり使う人がいないからなのか、意味がないからなのかはわからないですが…)

通帳は即時発行!キャッシュカードは後日郵送で到着

通帳は即日、その場で手渡ししてもらえました。キャッシュカードは一週間以内に郵送で送られてきて完了です。

代理人カードと、ゆうちょダイレクトの申込みもしておこう

代理人カードとは、本人以外が使える2枚目のキャッシュカードです。いわゆる家族カードのようなものですね。

これは例えば、子どもが大学生になって本人名義のキャッシュカードと通帳は本人が持っているけれど、仕送りをする際、別の銀行から毎回振り込むと手数料がかかってしまう、という時に、代理人カードがあれば手数料なしで口座に入金することができるので便利、といった使い方ができます。

また、子どもが小さいうちは、夫婦それぞれが管理するということもできますね。便利なので、口座を開設した時に一緒に申し込みました。

こちらも必要なのは、

  • 本人確認書類
  • 印鑑
  • 通帳

です。代理人カードは後日郵送で2週間ぐらいで送られてきます。暗証番号も別途郵送です。暗証番号は、本カードとは別の番号になるので、もし本カードを紛失してしまった場合でも、とりあえず代理人カードがあれば、入金や引き出しができるのは助かります。

それと、ゆうちょダイレクトは、インターネットバンキングです。こちらも自宅にいながら確認できて非常に便利なので、書類をいただいて、これは自宅で記入してポスト投函。2週間ぐらいで、初回ログインパスワードなどが記載された書類が届き、使えるようになりました。

子どもが少し大きくなったら一緒にネットで確認、というのもできるんだよ、と教えてあげたいですね。

ゆうちょ以外でおすすめは?

どうせ預けるのであれば、少しでも条件のいい金融機関がいい、と考えている方には、やはりネット銀行がおすすめ。メガバンクなどの一般の銀行と比較すると、ネット銀行は実店舗や預金通帳が無い分、運用コストが削減できるため金利が高く設定されています。また振込手数料やATMの手数料も条件次第では無料のところも。

ソニー銀行や住信SBIネット銀行など色々とありますが、私がおすすめするのは楽天銀行です。

一般の銀行では、16歳以下の子どもの口座開設はできなかったり、親同伴で店頭で受付しないといけないところもありますが、楽天銀行ならスマホで証明書類をアップロードすれば作れます。

普通預金の金利はそれほどいいわけではないのですが、口座開設キャンペーンを開催していて楽天ポイントがもらえたり、楽天証券と紐付けると金利が0.1%アップしたり、その他、他行への振込や入出金でもポイントがたまるので、楽天市場をよく利用する方には、持っているだけでポイントがちょこちょこ貯まっていくため、金利よりもずっとお得。

教育資金や大きな金額は入れない!あくまで子どものための口座であることを理解しよう

子ども名義の口座をつくるにあたって、注意点としては、これはあくまで子どものための口座だということ。

例えば、児童手当の振込先にしたり、大きな教育資金の貯蓄用口座にしてしまうと、後々引き出す場合に本人でないと駄目、と言われてしまうことも。(そういうことも鑑みて、私は代理人カードを作っておいたのですが)

銀行のセキュリティが強化されているのはとても安心なのですが、使い勝手が悪くなるのは仕方ないことです。

なので、この口座を使用するのであれば、あくまで、日々の小さなお小遣いだったり、お年玉用、としておくのがベターです。

また、年間110万円以上を貯蓄していって、子どもが大きくなったときに「はいどうぞ」と渡してしまうと贈与税がかかってしまう点も要注意!

子どもにお金の大切さを教えるためのツールとして、うまく使いたい子ども名義の銀行口座。1円を笑うものは、1円に泣く!

自分が小さい頃、ほんの100円、200円を貯金して額がちょっとずつ増えていく楽しみがありました。それを子どもにも知ってほしいと思うので、デメリットもありますが、子どもと一緒にお金のことを考えていきたいと思います。

スポンサーリンク
この記事をお届けした
ヒトツムギの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

シェアする

Follow

フォローする