シャフリングベビーって何?いざりっこのママが育ててみてわかった特徴まとめ

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生後6ヶ月を過ぎても、ハイハイをしない、お座りしない、いつまでも歩かない…。いったいこの子はどうしちゃったんだろう、発達が遅れてる?もしかして発達障害?と悩んで悩んで、不安を抱えているパパ・ママさん。ようこそ、このブログへいらっしゃいました。このブログは、シャフリングベビーだと言われている、うちの子ども(2017年現在、一歳半)について、いろんなことを発信しています。今回は、シャフリングベビーとはなんなのか、ということを、私自身がいろいろ調べてわかったこと、お医者さんに言われたこと、実感をもって知ったこと、を書いてみようと思います。

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シャフリングベビーの特徴とは

シャフリングベビーの大きな特徴に、四つ這いをせず、お座りの状態のまま足でこぐように移動する”いざり這い”をする、というものがあります。そのため、別名”いざりっ子”とも言われますが、「いざる」という言葉が差別語に当たるということで、最近はシャフリングベビーと呼ばれることが多いようです。(といっても、お医者さんは、はっきりといざりっ子だね、と言いましたが)

乳幼児の発達障害診療マニュアル – 健診の診かた・発達の促しかた」には、乳幼児期の診察の仕方がのっているのですが、生後10ヶ月の項目のところに、足を床につきたがらない子には注意が必要、ということで、cシャフリングベビーについての記載がありました。

その特徴をまとめたのが以下のリストです。

  • うつ伏せが嫌い
  • 立たせようとしても、足を床につかせたがらない(空中で浮かせる)
  • 床につけても、足の指を曲げる(足の把握反射が残存)
  • 足の裏が過敏で、体重を全体にかけない(足底過敏)
  • ハイハイせず、いざり移動をする
  • 低緊張気味
  • 歩き始めが遅く、1歳半〜2歳ぐらいが平均
  • そのため言葉の発達も遅めになる

そういえば、うちの子もうつ伏せが大嫌いで、寝返りの練習をさせようとうつ伏せにするとひたすら号泣して、涙と鼻水を垂らしながら大泣きしていました。

それに、赤ちゃんを持ち上げた時、普通はぴょーんぴょーんとバネのように足を突っ張って遊ぶものらしいのですが、うちの子は、持ち上げても絶対に足をつかず、必ずくの字のように、両足を前に浮かせていました(笑)何回やってもそれなので、本当に足をつきたくないのね…と呆れた記憶が。

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つかまり立ちができるようになっても、どうしても足の裏をつきたくない様子が上の写真です。もっとひどい時は完全に足の側面で立ってる感じ…。足裏敏感ちゃんです。

ちなみに、こういう場合は、「足底マッサージとして足の裏を指で押しながら刺激を与えるとよい」とも本に書いてありました。足の裏を押すと、ぎゃはははっと笑って、背中ズリバイで逃げていきますが…。

shuffling babyは這い這いしないまま、つかまり立ちをすることも多く、歩き始めは1歳半〜2歳くらいになる。運動系が追いついても、その後、感覚過敏はみられないか、社会性や言葉の発達は良好か(広汎性発達障害の傾向がないか)、など経過をみる必要がある

「乳幼児の発達障害診療マニュアル」に、上記のように書いてあります。ハイハイしないまま、立ったり歩いたりする子はたまにいるようなので、ハイハイをしなくてもそこまで心配しなくていいのかな、とほっとしました。

あと、いざりっこといえば、お尻で移動するいざりばいをする子という印象があると思いますが、うちの子は正確にはお尻で前へ移動はしませんでした。お尻と手でずりずり後ろに移動するので、「これもいざりばいって言うのかな…」と、疑問に思ったのですが、実際はいざり移動をしなくても上記のような特徴に当てはまれば便宜上シャフリングベビーと言っているようです。

ちなみに、一歳五ヶ月で高速ハイハイをする今も、たまにお尻と手で後ろへ移動するいざりばい?を未だに見せてくれます(苦笑)

発達障害?それとも自閉症?

10ヶ月検診で運動発達遅延、シャフリングベビーでは、と言われてしまった我が子ですが、検診までは本当に不安な日々を過ごしていました。この子は発達障害なの?自閉症なの?と、検索したり、いろんな本を読み漁ったり。いろんな仕草で心配になるものなんですよね。

なぜこのような動きをするのか原因は不明ですが、遺伝の傾向があることはわかっており、実際、夫の母親(私にとっては義母)が、変わったハイハイをしていた、とお婆さんに言われたそうです。

また、自閉症の子は、シャフリングベビーだった割合が高い、とも書いてある書籍や記事もありました。

そこで、自閉症の赤ちゃんによく見られる特徴をまとめたのがこちら。

  • 目が合わない
  • 人見知りをしない
  • 抱っこをいやがる
  • 笑わない
  • 後追いをしない
  • 名前を読んでもふりむかない
  • こだわりが強い(同じ遊びをずっとする。タイヤなどを見つめ続ける)
  • 興味が自閉的(丸いものが好き 例:ボタン、おもちゃんの車輪など)
  • 断続的にしか眠らない
  • 指差ししない
  • 人が指差しした方向を見ない
  • クレーン現象をする(他人の手や腕をつかんで、物をとらせたりする)
  • 耳をふさぐ
  • 真似をしない
  • 言葉の発達が遅い/オウム返しをする

もしかして自閉症?赤ちゃんが「耳をふさぐ」しぐさに不安と心配が隠せない | ヒトツムギ

うちの子は、ほとんど当てはまらなかったので、自閉症ではないのかな?でも他の発達障害ということもあるし…と悶々としていたのですが、結局、検診で小児科の先生に「いざりっ子じゃないかな」と言われ、シャフリングベビーは、通常の発達のバリエーションの一つだとわかってほっとしたことを覚えています。

また、以前NHKのすくすく子育てでも、シャフリングベビーの映像を見たことがありました。

ハイハイをせずにおしりで移動する赤ちゃんが一定の数いることは、昔からわかっていて、「シャッフラー」と言います。

【シャッフラーをする子の特徴】
・ハイハイをしない
・足を支えたときにぴょんぴょんしない

おしりで移動する子は、40人に1人くらいの割合でいます。その子たちが歩きだすのは、平均1歳9か月ごろだという研究データが出ています。発達が「遅れている」のではなく、それがシャッフラーの通常の発達なのです。病気なのかなと心配することはありません。「シャッフラー」は遺伝の傾向があることもわかっていますよ。

これって平均的なハイハイと違うの?【赤ちゃんの発達と不思議な動作】 | 子育てに役立つ情報満載【すくコム】 | NHKエデュケーショナル

その他、私が実際に育ててみてわかったり、ドクターに確認された特徴はこんな感じ。

  • 身長が大きい、体重が重い
  • 遺伝が関係する(うちは、義母がいざりっ子だった)
  • 臆病で、慎重派
  • 人見知りが激しい
  • 自分がしんどいことはやらない
  • 最も効率的な方法で動こうとする

本当にこうなんですよー。頭がいいというかなんというか、逆に感心しちゃいます。

普通のハイハイはしなくていいの?

ハイハイをせずに歩く子はわりといるらしいのですが、ハイハイをしないと筋力や足の力がつかないのでは、と心配してしまいますよね。

理学療法士さんには、ハイハイをしなくても歩けるけれど、ハイハイをすることで背中や足、全身の筋肉を使うので、しない子は筋肉の発達やバランスがとれないままだから、歩くときにつまづく子が多い、と言われました。また、つまづいても、とっさに手が前に出なくて顔を強打したり、ということも。

できるなら、ハイハイはさせた方がいいようです。

うちの場合は、いざりばい、ずりばいでの移動を経て、ハイハイをするようになったので、シャフリングベビーだからハイハイを全くしない、というわけではありません。

シャフリングベビーはいつ歩く?

シャフリングベビーは、歩きはじめが遅いのが特徴です。お医者さんにも、たぶん歩くのは遅いだろうね、と言われました。シャフリングベビーの歩く時期の平均は、1歳半〜2歳ぐらい。上記にも書いたスクスク子育て(NHK)の小児科の先生は1歳9ヶ月が平均とおっしゃってました。遅いですよね。

通常、1歳になると60%の子どもが歩くことができ、95%はつかまり立ちができています。

比べてはいけない、と言われても、児童館に行っても、ベビーイベントにいっても、同じ月齢の子どもがいたらどうしても比べてしまう…。親子教室に行っても、同じことが出来なかったりするとすごく落ち込んだりします。特に一歳を過ぎると、あれ、まだハイハイしてるの?まだ歩けないの?という感じになるので、あんまり出かけたくなくなってしまいます。行く場所も限られてしまって。

ちなみに、うちのシャフリングベビーは、1歳の時点でまだハイハイしていませんでした。うちの子の発達状況については、こちらの記事にまとめています。

ようやくズリバイできるようになったのが、一歳一ヶ月!ハイハイできるようになったのが、一歳三ヶ月。つかまり立ちは、一歳四ヶ月。つたい歩きは一歳四ヶ月です。

そしてもうすぐ一歳半になりますが、まだたっちもあんよも出来ません。でも、療育でリハビリをするようになってから、めきめきと運動発達が進むようになりました。

つかまり立ちができるようになったら、歩行器で歩かせよう!と思うかもしれませんが、歩行器はNGだそう。

まだ筋力や歩く力がないときに、無理矢理歩行器で歩かせてしまうと、赤ちゃんの足の骨はとても柔らかいですし、無理に歩かせると危険だからです。

リハビリを勧められたら、どうするべきか?

うちの子は、10ヶ月検診(実際には、11ヶ月ごろに受けたのですが)で一度療育(リハビリ)の話が出て、その後、MRIや血液検査を経て問題がないことを確認し、1歳2ヶ月頃のフォロー検診で再度リハビリを勧められました。

最初に療育を勧められたときはショックでしたが、療育施設を見学し、理学療法士の先生、小児科の先生、整形外科の先生と話しをして、夫婦で何度も話し合った結果、本人も動きたいのに動けないのがストレスのようだから、早く動けるようにコツを教えてあげた方がいいよね、と通うことにしました。

※その時の診察やリハビリについて詳しく知りたい方はこちらのカテゴリをご覧ください。

シャフリングベビー(いざりっ子) | ヒトツムギ

結果、通い始めてからすごい勢いで運動面が発達して、リハビリに通い始めた頃はズリバイをようやくする程度だった子が、ほんの2ヶ月通ううちに、コツを掴めたのか、つたい歩きまでするようになり、目を見張るほどぐんぐん伸びました。

リハビリの結果が出たのか、それとも通わなくてもちょうどそういうタイミングだったのかはわかりません。

でも、うちの子には合っていたんだな、と思います。

まとめ

無理矢理歩かせなくても、歩くときは歩くんだからその子の成長を見守ろう、というのもありでしょうし、小児科の先生の見解、地域の療育センターへの行きやすさや予約のとりやすさなど、それぞれに事情があると思うので、これが正しい、というわけでは決してありません。

ただ、シャフリングベビーの子がいる親は、歩くまでずっと心配と不安を抱える人が多いのではないでしょうか。

そんなとき、ママ友や家族に相談しても「大丈夫」「うちの子も歩かなかった」とたいてい言われますが、それで安心できればいいのですが、時間がたつにつれ、やっぱりおかしいんでは、と不安に陥りがちです。

その時は、各都道府県の発達支援センターや、かかりつけの小児科の先生、あるいは発達専門の小児科にかかることをおすすめします。検診などで発達を見る保健師さんは、発達に関しては専門外なのであまり頼りになりません。

信頼できるお医者さんに相談しながら、今後のことを決めていけると、ずいぶん気持ちが楽になります。ぜひ相談してみてください。

そして、いろんな発達の本を読んで、自分でも知識を入手しておくのも大事です!

私が読んだ本は、こちらに載せているので参考にしてみてください。

参考にした本一覧

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