10ヶ月検診でひっかかり、運動発達遅延と言われてしまったうちの子。その時に、MRI検査と染色体検査を受けませんかと提案され、その時はちょっと考えます、と持ち帰ったのですが、その後、1歳を過ぎてから再検診を受けました。いわゆる「いざりっ子(シャフリングベビー)」のようだけどやはり運動面が遅れているため、再度、検査を進められたので、夫とも事前に話し合っていたので受けることにしました。この記事では、検査当日の様子や検査内容について詳しく書いていきます。
MRI検査を受けるまでに悩んだ理由
最初にMRI検査をしませんか、と言われたときは、すごく戸惑いました。
だって、うちの子は、いざりっ子なだけ!
シャフリングベビーは、通常の発達のヴァリエーションの一つと言われています。ただ、歩くのが遅くなりがちで、平均一歳六ヶ月ごろ。。
のんびり屋さんなだけなんだよね、とおおらかな気持ちで構えようと思っていたのに、そんな大げさな!という気持ちがどうしても拭えなくて。
こんな小さいのにMRI検査を受けても大丈夫なの?
あと、検査をすることで子どもに負担がかかるのでは、と心配していました。
ただ、これに関しては、かかりつけの小児科のドクターに聞いてみると、MRI検査は子どもが受けても特に問題ないですよ、と言われたので、悩んだあげく、結局受けてみることに。
ほとんどは、「問題なし」という結果が出るらしく、安心するための材料みたいなものです。
そこに原因がないことがわかることが大事というか。
睡眠薬の副作用は大丈夫なの?
という心配もありましたが、まぁ、ほんの一日一回だけのことで、常習的に飲むわけでもなく、ほとんどが一日眠りこけるだけで次の日からはピンピンしているようなので、大丈夫だろうと思いました。
検査の前の注意点!前日は寝不足に
前回の診察時にもらった書類の注意事項として書いてあったのは、
・前日は寝不足にする
・当日、眠らせる前に軽くおやつなどを食べさせておく
・金属ボタンがついた服は着せない
ということ。
そのため、前日はできるだけ遅くまで起きさせました。
こっちも眠くて辛いー!
普段は8:30〜寝かしつけに入るのですが、22:00ぐらいまでなんとか寝させないようにしました。死ぬほど眠そうでしたけど。さらに1:30-2:30も珍しく起きて、6時起き。これだけ寝不足なら大丈夫かな、と。
検査が昼からだったので、もちろん午前中は眠らせないようにしました。車で病院に行く途中、チャイルドシートで眠りそうだったので一生懸命声をかけて寝させないように注意しました。
当日の流れ
ざくっと当日の流れをまとめてみました。
- 小児科の外来で受付
- トリクロリールという睡眠薬シロップを飲む
- MRI検査室で受付
- 個室で朝のおやつ→寝かしつけ(20分)
- 検査室前で深い眠りにつくまで待機
- 検査室へ入る(親同伴)
- 起きる→5に戻る(2回)
- 小児科に戻り、座薬追加
- 個室で寝かしつけ(20分)
- 検査室へ入る(親同伴)
- 検査終了後、会計をして終わり
うちの場合、かなり苦戦をしまして10時に病院で受付をしたのですが、終わったのは13:30でした。長かったです。
睡眠薬…きいてるけどきいてない!
再来機に診察カードを通して、まずは小児科へ。
受付をするとすぐ中へ呼ばれて、服を脱がせて体重測定です。体重によって麻酔の量がかわってくるため、当日の直前に測定する必要があります。
そして、しばらく待っていると、看護士さんが注射器のようなものを持ってきました。といっても先端は針ではないですが細長くて、そこからピュピュっと液体シロップが出るようになっており、子どもの口にちょっと入れては飲み込むのを待ち、ちょっと入れては飲み込むのを待ち、というのを何回か繰り返しました。
味が気に入らないのか、泣きながら一生懸命飲み込む子ども…。頑張れ頑張れと思いながら胸が既に締め付けられるような気持ちに。
飲み終わったら、地下のMRI室へ移動しました。
検査室の医療スタッフさんに、小さいベビーベッドと椅子、デスクが置いてあるほんの2畳ぐらいの部屋に案内され、眠ったら教えてください、と言われて、スタッフさんはすぐ出ていきました。
とりあえず前日は寝不足だったし、お腹がふくれたらすぐ寝るだろうと、最初はおやつタイム。持ってきたイチゴをむしゃむしゃ完食。お茶を飲ませて、あとは部屋を真っ暗にしてお腹をトントンしつつ童謡を歌っていたら20分もせずにすやーっと寝てくれました。
よっし!
眠った…と思ったら起きてしまう!
そこからまたガラガラとベッドにのせてMRI室へ移動。ただ、指をちゅっちゅっと吸っているのでまだ深く眠っていないみたいだから、しばらくここで待機。指を吸わなくなったら検査室へ入りましょうとのことで、しばらくまたトントン。
何人か見送って、ようやく検査室へ入ります。
検査技師の方が3人がかりでよいしょっとMRIの上へ子どもをのせ、頭が動かないようにクッションのようなものを入れたら、そこで、ぱちっと目を開ける子ども…!あー!
そのまままた寝るかと思いきや、ふえええと泣き出してしまったので、中止ー!
ガーン!!!
また検査室の外のところで、再びトントンして寝かしつけようとするのですが、なかなかチュッチュと吸う指が離れない。まいったなーと思っていると、最初に飲んでから2時間ぐらいたっているので、今がピークぐらい。これで無理そうなら、座薬の追加も検討しないと、と言われてしまいました。
そうこうするうちに、再び深い眠りに落ちたので、今度こそ!と同様にMRIの上にのせて、ヘッドギアをするところで、やっぱり起きて泣いてしまいました。
眠りがちょっと浅いみたい…。検査室から小児科へ電話で確認をされ、やはり追加で座薬をいれることになり、再び小児科へと戻ることに。
座薬追加
そして小児科で座薬を入れてもらったのですが、すっかり目が覚めてしまった子どもはここでも号泣。
それからまた地下のMRI室へ移動し、最初の個室に入って電気を消して真っ暗に。いつも歌う童謡を小さな声でうたっていたら、そのまま10分ぐらいで眠りました。今度は眠ったなと思ってからしばらく様子見。
その後、検査室に電話をして、ふたたびタンカにのせてもらって検査室へ。
今度はかなり深い眠りに落ちている様子だったので、前の人が終わったらそのままMRIが置いてある部屋へ入りました。
子どもの下にしいてある毛布ごと、技師さんたちが持ち上げて機械の上へ。さっきは頭のところに固定具をしたことで起きてしまったので、今度は柔らかい毛布を詰めることで対応してくれて、子どもの身体もベルトで固定。
ここでも子どもは起きず、そのまま検査スタート。
ガンガンガンガン、ガガガガガガ、ピーピーピーというかなりうるさいドリルのような、金槌でたたくような機械音が断続的に30分ぐらい続いたでしょうか。全く起きず終了しました。
検査後の様子
検査後は、ちょっと休ませてもらえるのかと思っていましたが、もうそのまま帰っていいですよ、と言われてびっくり。さすがに座薬まで追加しているので、抱っこからベビーカーに置くときもだら~んとした状態で心配になるほど深い眠りに落ちていました。
会計が終わり、ようやく帰ろうとベビーカーから車にのせるとき、逆に家について車からベビーカーにのせるときも、眠ったまま!家の中に入って、お布団にのせてもそのまま眠り続け、ちょっと心配でした。
ときどき息をしてるか確認したりして。
お昼ごはんも食べずにそのまま17時までぐっすり。
起きた後は、ふらふらする子もいるので注意してください、と言われていましたが、目覚めはすっきりしたようで、お茶やご飯を最初一口食べさせてむせずに食べられたので、いつもどおり完食。
お風呂もさっと入って、いつもどおり9時には寝て、夜中に一度起きましたが、またすぐ朝まで寝てくれました。
次の日に影響が持ち越すことも特になかったです。
睡眠薬がききにくい体質とかもあると思うのですが、うちの子どもの場合、かなり寝不足にしていて実際すごく眠そうで眠るのは眠るのですが、音にわりと敏感さんなので起きてしまう、というハプニングに見舞われ、親も子どもも疲れた一日でした。
MRI検査や染色体検査の結果についてはまた後日。