ボイタ法の療育園に通いはじめたのですが、やっぱりボバース法も気になる!子どもにとってどっちがいいのか、どっちが早く歩けるようになるのか迷った末に、ボバース法のW療育施設を見学、良さそうだったので小児科の先生に再び紹介状を書いてもらって、ボバース法も受けてみることにしました。まず、W療育園の小児科医に診察を受けたあと、その後、理学療法士さんから電話を受けて日程を調整、この日が初めての理学療法(PT)です。
理学療法(PT)は45分間!まずは遊びから
初めてのボバースアプローチ理学療法ですが、この施設にくるのはこれで3回め。さすがにちょっと慣れました。
先日、説明を受けたとおり、中に入ったらまず外来の受付表に、子どもの名前と来た時間を記入。その後、置いてあるネームホルダーを首にかけて、二階のPT室へと移動しました。
PT室の前には、靴をぬいであがれる小さなフリースペースがあって、そこには絵本やおもちゃが少しだけ置いてあります。
ここで理学療法士さんを待つように言われていたので、少し腰掛けたところに、理学療法士さんが二人通りかかって、そのうちの一人、若い女性の理学療法士さんが「◯◯さんですか?」と話かけてくれました。
「そうです」と立ち上がって、まずはご挨拶。うちの子は本当にシャイなので、初めての人には固まってしまうんですよね。
そうして、PT室へ入ります。
部屋は低いテーブルやベッドなど掴まり立ちを促すためのものが4つ、正面の大きな窓の下には壁面収納があってそこに音のなるおもちゃや、型はめパズルなど、たくさんのおもちゃがぎっしり並んでいました。
壁をはさんで、もう一つの部屋ともつながっていて、そちらはジャングルジムや、段差のちいさい階段なんかもあって、もう少し活発に動けるようになったらそこでトレーニングもできそう。
好きなおもちゃを聞かれたので答えると、10個以上はめるところがある型はめパズルを出してくれました。
↓うちで使っている型はめパズル。とにかく大好き。まだ△や□の違いがよくわかってなくて、◯を△のところにいれようとしたりもするんですけど、入るとすごく嬉しそう。ガチャンっと音がして入れられた時に拍手して褒めていたら、自分で入れたときも自分で拍手してる(笑)
療育施設にあったのもプラスチックのなんですが、本当にたくさん入れるところがあって、これ自宅にもほしいな、と思ってあとで探したんですが見当たりませんでした。別の療育施設にもあったので、これは業務用なのかなーと思ったり。
型はめパズルは集中力がつくし、形を認識する力がつくのでおすすめ。最初は3ピースぐらいのアンビトーイがよいですよ。
木製の型はめパズルもあるのですが、プラスチックの方が水洗いできるし衛生的で軽くておすすめ。よくあるアンパンマンの型はめは球状のものが多いのですが、トイザらスのこれは家の形で安定感があって、小さいお子さんでもいれやすいです。球状だと転がってしまうので。あと3種の鍵付きで12種類のピースと多いので、1歳半ぐらいからはこれぐらいがよさそう。
シンプルな木製なのがいい人には、トイザらス限定のドロップインザボックスIIがいいかな、と思います。天板が扉になっていて取り出しも簡単。10種類のピースがあります。
おもちゃを少しずつ遠くへやって移動を促す!
子どもが先生や部屋にも慣れてきたところで、50cmずつぐらいおもちゃを離して、自分で手をのばしてとらせる姿勢に。とったら褒めて、さらにまた少し離して、を繰り返し、距離もすこしずつ伸ばします。
最初から長い距離だと、あ、無理、と諦めちゃうので、最初は、確実に手をのばしたらとれる距離ぐらいからにして、ちょっと伸ばしたらとれる、身体を伸ばしたらとれる、という風に少しずつ段階をふんでいきます。
そのうち、ピースを等間隔に並べていって、まるでヘンゼルとグレーテルのパンを落とすみたいですね、と二人で笑ってしまいました。
実はこのPTの日の前日に、1歳3ヶ月にしてようやく…ようやく高這いハイハイに成功しました。長かったー!ずーっとズリバイしかしなかったのですが、少し前から、膝を使うようになってはいたのですが、私の膝に手をあてて膝立ちしてにじりよる、みたいな仕草をしていて、もうすぐかな、と思っていたら、やっと…!
そしてできたと思ったら、結構素早く高這いハイハイで移動するので、焦ります。先生にも、昨日できたわりには早い!とびっくりされました。
といっても、まだまだズリバイの方が得意らしく、ズリバイで基本移動しようとするので、先生が胸のところを手で支えて、高這いハイハイの姿勢をできるだけ保てるようにサポートしてくれました。ズリバイに戻ろうとしても、支えて高這いハイハイのままでいられるように。
この写真では、手のひらだけですけれど、一番良いのは、子どもの後ろにいて肘から先全体で胸を支えて、一緒にハイハイするみたいに移動していくのが一番よいです。すごくしんどいですが。
つかまり立ちの練習も
それから、つかまり立ちも、私が立たせたら一応します、ということで、テーブルの上におもちゃを置いて、子どもがいつ倒れ込んでも大丈夫なように先生が子どもの後ろに座って、つかまり立ちの練習。
これは家でもしてあげてください、と言われました。
音がなるおもちゃや、びよーんっと伸びるバナナのおもちゃで遊びます。疲れたら先生の太ももに座っちゃうのですが、足の裏をつけるのがやっぱり嫌なようで、足の指がまるくなってしまうのでした。
ボバース法のPTを受けてみての感想
あっという間の45分間。驚くことに、一度も子どもが泣きませんでした!ちなみにボイタ法のPTでは、もう3回以上行ってるんですけど、毎回号泣です。。別に痛いわけではないのですが、うつ伏せにさせられたり、横向きにさせられたりして、受けている間は動けないから余計泣いてしまうのですよね。
ボバースアプローチでは、子どもは単に遊んでもらってる、という認識なのかもしれません。遊びを通しながらのリハビリなので、子どもも楽しそうだし、親もリラックスしてできます。これは大きなメリットですね。
ボイタとボバース、どう違うのか、どっちの方が効果的なのか、始める前はすごく悩んでいたのですが、両方受けてみて、なるほど、先生が言っていたとおり、最終的な目的は一緒、やり方が違うだけ、というのがよくわかりました。
ボイタを受けてから子どもが膝立ちをするようになったり、ハイハイするようになったり、と発達が目覚ましいので、ボイタだけでもいいかも、と思っていたのですが、これはこれで遊びの延長のように楽しくできるし、家でもできるやり方を教えてもらえたので、ボバースもいいなぁと思いました。
両方のリハビリを受けることのデメリットがあるかな、と心配していたのですが、全く別のアプローチですし、問題なさそうです。ただ、親が両方行くとなるとちょっと疲れ気味になるかも。どちらも外来だと週1回なので。
とりあえず、できるとこまで週2でそれぞれ行ってみるつもりです。