[1歳1ヶ月]初めての療育園見学!医師の診察&理学療法士との面談の内容

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Medical rigaku ryouhoushi

前回の続きです。病院でいざりっ子(シャフリングベビー)だろうと言われつつ、前日にドクターに紹介状を書いてもらったS療育園で、この日は医師の診察と理学療法士との面談でした。

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医師の診察

15分ぐらい遅刻してしまいようやく到着。すぐに診察室へ行くと、ちょっと肥り気味のO先生。明るくてにこにこ。

診察は5分ぐらいで、先日病院でやったような軽いチェック、口頭での質問。うつ伏せにさせてずりばいするかどうかを見ようとしたのですが、人見知りさんなうちの子は、お腹に聴診器を当てられる前から不安げな泣きそうな顔をしていました。

D「つかまりだちはしない?」
私「私が立たせるとします」
D「人見知りはどう?」
私「します(苦笑)」
D「ちょうどするのが一歳から一歳半までなんで。もう泣きそうやもんなぁ(笑)」
D「おすわりは上手にできる?」
私「できます」」
D「寝返りはもうしてるんやんね。移動は寝返りでも十分できる」
D「ハイハイはお尻がまだ上がってないのかな」
私「あ、まだです」
D「生まれたときNICU通ってないよね」
私「通ってないです」
D「生まれたときはなんにもなかったということやね」
D「あーだーだーの喃語みたいなんは言うかな」
私「言います」

D「じゃぁ、もしもししようかなー」
D「(Tシャツに)カエルさんいるねぇー」「おなか、ぽん!」

とうとう聴診器を当てられたら、そこから、ぅぅぅうううううううううーーーーーーーえええええええええーーーーーーーーん、うぁぁぁぁぁーーーーん大泣き!

脇をもちあげて床につけようとしたら、足バタバタバタ!
うつ伏せにされても大泣きして、進むどころじゃない(笑)

D「泣いちゃうとこれが限界やね(笑)」

というわけで診察終了〜。

理学療法士さんの方がもっと厳しいと思うよーがんばってやーと笑われて、そのまま抱っこで理学療法の部屋へ移動しました。

女性の理学療法士さんとの面談

広々とした空間の中、左側に10個ぐらいテーブルと椅子があって、そこが療法士さんたちのデスク。あいたスペースで、4〜5人がリハビリを行っていました。

私たちは、ベッドとベッドの隙間のあたりで座ってお話。

まずは、お母さん、気になっていることはありますか?と聞かれたので、

発達が遅いこと、
7ヶ月ぐらいの発達だと言われていること、
いざりっ子だと言われていること、
後ろにすすむこと、
最近ようやくずりばいするようになったこと、
でもマイペースな子もいるし、ハイハイしないで立つ子もいる、だからリハビリまでして無理矢理練習する必要はあるのか迷っていること、
夫も迷っていること、

などを説明しました。

理学療法士さんは、ちょっとびっくりしたような感じで相槌をうちつつ、しっかりと話を聞いてくれつつ、次はパネルを持ってきてくれました。

そこは、赤ちゃんの写真があって、うつ伏せからずりばい、ハイハイ、そして立つ過程のさまざまなポーズが写真でわかるようになっていました。

ここの療育園は「ボイタ式」を採用しているのだそう。

ボイタ法とは

チェコの小児神経科医が開発、同病院が1975年に日本で初めて導入した「ボイタ法」だ。あおむけや横向き、うつぶせの体勢で、背中や腰などの「誘発帯」と呼ばれる特定の場所を指で軽く押さえると、意思とは無関係の、反射性の運動が起こる。これで様々な部位の筋肉を活動させる。

 同学園長で小児科医の金岡裕夫(66)=写真=によると、脳性まひの子供は、力がうまく入らなかったり筋肉がこわばっていたりするため、通常の筋肉の動きを経験できない。刺激で起きる反射運動を利用することで、元々体に備わっている動きを引き出せる。

 リハビリは、1回15分程度で1日4回行うのが基本。自宅でも毎日続ける必要がある。

脳性まひ 親子通園でリハビリ : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

ドイツでボイタ法を直接指導を受けてきた方が以前はいたんだとか。

なぜ歩かないのかを理論的に説明してくれる!

おもちゃをとってきてくれたので、それで遊ばせながら、慣れてきたら一枚ずつ服を脱いでオムツ一丁になってみようか、と言われたのですが、子どもは場所見知り&人見知りをいかんなく発揮しまして、終始泣き顔。

「体の姿勢の状態を見ながらお話をしていこうかな。警戒しない程度に。
靴下ぐらいから脱いでみる?最終的にゆっっくりとオムツになれたらいいかなぁ。なれなかったらなれなかったでいいよー。」

「ものすごいドキドキしてる感じやね(笑)」

「お話きいてる感じだと、うつ伏せから手で持ち上げたり
身体を支えておく力がちょっと弱くて
でも興味があって高いところは好きだから
顔をあげてたけど
前に行こうと思ったら、難しくて後ろに進んじゃう、みたいな。」

「身体を持ち上げてくれたけど、頭がのけぞっちゃう。」

「(ハイハイするとき)通常は手の真上に頭がくる。
でないと、このときよりも手で支える力、手に体重がのる。
のらないけど顔をあげたいってする。
後ろに重心がいっちゃう。
後ろのほうへ、持ち上げてみては崩れ、後ろへ後ろへ。」

「今は前にすすめるようになったけど、座っても前じゃなく後ろに進む。」

「足は真っ直ぐの状態で後ろに進む。」

「自分で座り上がれない。」

「肩の力、背中の力が弱い。」

「ハイハイしないまま歩いてしまうと、こけたときに肩の力が弱いからとっさに手が出ない。
顔面から倒れてしまう子がいる。だからやっぱりハイハイの練習はしてあげた方がいい。

あと気持ちに身体がついていかないと本人もストレス。」

「この時期ぐらいからどんどん気持ちが出てくるから大事な時期。」

話をきいていると、
なるほど、この子にとっても
確かに自我がどんどん出てきて
あれがとりたい、あそこに移動したいと思っても
身体が自由に動けないから気持ちが沈むというかストレスになるよね、と思いました。
本人のために、してあげた方がいいんだ、と思えたのは
大きな収穫でした。

とりあえず、いったん返事は持ち帰って
また後日ご連絡をいただくことに。

もし外来で通うことになった場合は、
週一回(あとは自宅で反復練習)で、
医療型の施設なので一回500円(月二回まで)、それ以降は無料になるということでした。

さぁ、どうしようか。

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