前回の記事(出産時に赤ちゃんが右鎖骨骨折!ただし治療は自然にくっつくため経過観察 | hitotsumugi)の続きです。退院の時の小児科の先生による診察で、分娩時に赤ちゃんが鎖骨骨折していたことがわかり大ショックを受けたわけですが、特に何か治療をするわけではなく、念のため生後2週間後に整形外科を受けるように言われたので、受診しました。新生児を連れて一人での総合病院での受診は本当に大変でした!
整形外科の受付へ
まだ産後二週間ということもあり、自分で運転するのは怖かったのでタクシーを予約しました。ところが、出かける間際になって家の鍵がない!探しまわっても無いので、赤ちゃんを抱っこ紐で抱いたまま管理人室へ。ところが管理人さんは掃除中でいなくて、探しまわって、なんとか合鍵を借りて、部屋に戻って鍵をして、タクシーに乗り込むだけでもう大変。。
そして抱っこ紐をつけるのは初めてなので、嫌がってタクシーの中でむずかる赤子。
病院について整形外科に行くも、赤ちゃんの診察券がないので再度受付へとまわされ、いろいろ手続きをして、ふたたび整形外科へ。
整形外科は他の科よりも一番人気、というか大混雑で、かなり待ちました。その間、赤ちゃんはずっと泣いてるし、荷物は多いし、立ってあやしても泣きやまないし、産後で腰もおしりも痛いし、こっちが泣きたいぐらい。
ようやく呼ばれて、軽く診察されて、次はレントゲン室へ。
レントゲン室でもまた待って、大泣きしてる赤ちゃんはおそらくお腹がすいてるんだろうけれど、授乳室に行くわけにもいかないし、もう本当に辛かったです。レントゲンを撮って、また待って…。
そこで整形に戻って、一旦授乳室で授乳してくることを伝えました。
整形外科の先生の話
授乳を30分ほどしてからさらに30分ほど待ってようやく再度診察室へ。
以下は先生の話です。
レントゲンを見たところ、新しく骨ができてきています。小児科でとられたレントゲン写真では、折れて形がゆがんでいますね。このときはゆがみだけ出ていて骨の形はわかりません。けれど、今は、形態的にもちょっとずつ覆うように(骨が)できてきています。
首の鎖骨らへんを触ったらぽこっとふくらんだところがあるし、骨折していない方はすっとしているし、骨もだんだん形態をこっちの(正常な)方に戻っていくようになります。大きくふくらんで、ふくらむのは骨ができていく時期にふくらむので、しっかり活発に骨ができていってると思います。これができていれば、偽関節とかではないです。
多分分娩時に、右鎖骨に負担がかかって、出産の際の骨折だと思われます。
まったく普通に、肩も引っかからずにすっと生まれた場合は、もともとお腹の中で、すでに鎖骨が痛んでるような場合もあるので、その場合は、いわゆる鎖骨偽関節という先天性の病気もありえるけれど、分娩の経過をみると負担がかかって、のことじゃないかと。
でもまぁ神経障害とか起こさなければ、鎖骨骨折の場合は、ふくらんで、そしてだんだんへこんできて、わからなくなります。修復力が赤ちゃんはすごいので。しばらくはぽこっとしたのは残っているけど、だんだん気にならなくなって、身体もどんどん大きくなるので、それにあわせてその部分はもうわからなくなると思います。
3000gぐらいで産まれて、それこそ2倍ぐらいになりますから、そういうすごいことが赤ちゃんは簡単に起こりますから、形態も身体にあわせて大きくなるので、通常のことで心配されなくてもいいですよ。
ということで、特に問題なく鎖骨の骨折もよくなってきてるみたいでほっとしました。
あと、この仮骨(かこつ)が出来てきているということは、もう痛くないと思われるので抱いたりするのも普通にして問題ないそうです。良かった!
骨折のことをしったときは、本当にショックでしたがほんの一ヶ月で骨折がちゃんと治りつつあるようで、赤ちゃんってすごいな、としみじみ思いました。
それにしても、生後1ヶ月満たない赤ちゃんと総合病院に一人で行くのは無理がある!と思いました。はー疲れた。