1歳になって数日たってから、2回目の子どもの歯の検診とフッ素塗布に行きました。(一回目は生後8ヶ月頃の後半に受けました。すでに前歯が4本生えていたので、フッ素を塗ってもらうためです)そのときに、小児歯科専門の歯医者さんにきいた現時点の歯磨きの頻度ややり方と、最後に指しゃぶりしているところを見られて言われたことを書いておこうと思います。
1歳の時点で生えている歯の本数
うちの子どもはわりと早くから歯が生えて、1歳の時点では、上の前歯と下の前歯、4本はかなりしっかりと生えており、その脇に5〜6本目がちらりと見えています。さらに奥歯も1本生えてきているせいか、離乳食もむしゃむしゃ、通常よりかなり多めにあげているので、毎回ほぼ完食する上に、足りないと泣くほど。
やっぱり歯が生えていると食べやすいからなのでしょうか…。
でもこれだけ歯が生えているのだから、と毎食、歯ブラシで歯磨きをしているのですが、仕上げ磨きに対する抵抗がすごくて、毎回ほんとうに苦戦しています。子どもも毎回大泣きで、おもちゃをもたせたり、テレビを見ながらしたりと色々気をそらす努力はしているのですが、どうしても歯に歯ブラシがあたるのが気に食わないようです。
困った!
一日何回歯磨きするべき?歯医者さんによる歯磨き指導
あまりにも泣いて身をよじって逃げるので、歯医者さんに聞いてみました。
そうしたら、1歳なら、まだ離乳食時期だしそれほど虫歯のリスクというのはないのだそう。むしろ虫歯になるのが多いのは3歳ぐらいなんだとか。たぶん、食事やおやつにたくさん砂糖が入るようになるからなのでしょうね。考えてみれば、たしかに離乳食にはほとんどお砂糖は入れていません。
なので、 基本的には、朝と夕の2回の歯磨きでもかまわないと言われてびっくり!
お昼やおやつのときは、お母さんも大変でしょうし、ガーゼで歯をぬぐうだけでも大丈夫らしいです。
これをきいてちょっとだけ気が楽になりました。
さらに、歯磨きするときものすごく泣くんです、というと、この時期は泣くのが当たり前ですよ、とにっこり。
そ、そっか!
歯磨きの上手なやり方としては、口の際(きわ)から指を一本いれて、奥歯をおさえる感じにしたら、まだ奥歯も生えてないから痛くないし、しっかり磨けますよ、と言われました。
家に帰って実際にやってみたら、たしかにこれだと子どもも口を閉じられないから、ちゃんと磨けます。ただ…、ものすごく号泣しますが…。
先生も、軽くほんの数秒だから、さっとしてあげたらいいですよー、と言ってくださったんで、だいぶ気が楽になりました。
指しゃぶりしているのを発見される!そろそろやめよう
そして、号泣した子どもは、お会計を待ってる間、ベビーカーの上で心を落ち着けようと思ったのか、指をしゃぶしゃぶ。それを先生に見つかっちゃいました(笑)
「そろそろ指しゃぶり、やめよっかー」
と注意が。Σ(・∀・;)
そういえば、以前、市が開催している歯のひろばでも1歳ぐらいになったらおしゃぶりとかはやめた方がいいと聞いたような…。指しゃぶりも寝るときとか、機嫌が悪いときだけするので、あんまり気にしていませんでした。
まだ1歳ならいいけれど、このまま続けていると、出っ歯になってしまうよ、と。先生に言わせると、1歳半〜2歳ぐらいで指しゃぶりをしていた子の歯はすぐにわかるそうです。えええええ!
むしろ、指しゃぶりするぐらいなら、おしゃぶりの方がまだましらしく、というのも、指は前歯の2本にずっと圧がかかってしまうので、そこだけが出っ歯になってしまうけれど、おしゃぶりは全体に均一に力がかかるから、らしいです。また、おしゃぶりならやめさせたい時に、もう渡さない、ということができるけれど、指は取り外しできないからねぇ、と真顔で言われました。
うーん、できたらやめさせたいけど、うちの子は寝るとき指しゃぶりをしないと絶対寝られない子なので、困った!悩ましいです。
帰ってきていろいろ調べてみたところ、先日読んだ「「乳幼児の発達障害診療マニュアル」」には
おしゃぶりと指しゃぶり
一般的におしゃぶりのメリットと思われているのは、ぐずりが減る、精神的に安定する、入眠がスムーズになる、などである。実際のところはぐずりや不安の原因は考慮されず、おしゃぶりを吸わせて不快や不安を紛らわしているだけであるので、かかわりや環境を変えることで対応できるのであれば、基本的におしゃぶりは不要である。3歳を過ぎてもおしゃぶりや指しゃぶりが続くと、噛み合わせに異常が生じる、またおしゃぶりにより、母子のかかわりが少なくなる、初語の機会が減る、などのデメリットが指摘されている。
指しゃぶりはおしゃぶりとは全く異なる意味をもつ。手足を舐めることで自分の手足と体全体のボディイメージを形成し、手と目の協調運動の発達を促す。またおもちゃを舐めることで形態や性状を学習していき、さらに経口摂取に備えて口唇・舌の感覚を養っていく。
(P79)
とあって、むしろおしゃぶりの方が悪いみたいな感じで書いてありました。
日本小児歯科学会のホームページには、確かに指しゃぶりで噛み合わせが悪くなったり、出っ歯のリスクはあるものの、
幼児期前半(1~2歳まで):
この時期は遊びが広がるので、昼間の指しゃぶりは減 少する。退屈なときや眠いときに見られるに過ぎない。したがって、この時期はあまり神経質にならずに子どもの生活全体を温かく見守る。
全体として指しゃぶりについては3歳頃までは、特に禁止する必要がないものであることを保護者に話すようにすることが大切である。それと同時に保護者は子どもの生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させたり、手や口を使う機会を増やすようにする。
スキンシップを図るために、例えば寝つくまでの間、子どもの手を握ったり、絵本を読んであげたりして、子どのを安心させるようにする。
絵本を読むときは一冊だけといわないで、好きなだけ読んであげるというと、子どもは眠りながら夢の中でも読んでもらっている気がして親の無限の愛情に包まれる。
なーんて書いてあったりするし、一体どうすればいいのやら…。
その後、指しゃぶりを注意してみていたら、結構な頻度でしていました…!うーん、意外としてたのね、見ていたけれどあんまり気にしていなかったようです。あらら。
そこで、指しゃぶりをしていたら指を口から外す、というのを繰り返していたら、子どもが怒りだして泣きだすし、寝ないし、で結局指しゃぶり、そのまま続行中です。
うーん!!
おしゃぶりをあげた方がいいのかなぁ。