生後3ヶ月を過ぎてしばらくしてから、出産した病院で超音波(エコー)を使った乳児股関節検診を受けてきました。出産して入院している時に説明を受け、無料で検診が受けられるとのことだったので、予約をしていたのですが、生後2ヶ月ぐらいの予約を1ヶ月延期してもらってました。さすがに4ヶ月になると測定する機械に入らないかも、ということでこの時期に。
股関節脱臼とは
股関節脱臼は、足の付根の関節がはずれる病気で、1000人に1〜3人に発生すると言われています。抱き方やおむつのあてかたや、赤ちゃんの扱い方に注意をすることで発生をさらに減少させ悪化を防ぐことができます。
股関節脱臼しやすいのは?
- 向き癖がある
- 女の子(男の子より多い)
- 家族に股関節の悪い人がいる
- 逆子で産まれた
- 寒い地域や時期(11〜3月)にうまれた(足を伸ばした状態で衣服でくるんでしまう)
我が家は男の子で、寒い時期に産まれたので、ちょっと心配。
乳児股関節検診の流れ
以前、分娩時の鎖骨骨折で整形外科に行ったことがあるのですが、その時は午前診療でものすごく混んで4時間ぐらいかかってヘトヘトになりました。
今回も大変では、と思い、夫がついてきてくれたのですが、今回は午後診療で、それもこの日の午後は基本的には乳児股関節エコー検診の日と決められているようで、赤ちゃんばかり。
スイスイとスムーズに進めることができました。まずは受付で、出産の退院時に渡された問診票と母子手帳を渡します。
10分ほど待って、中に入ると、ベッドの上で短肌着とオムツだけにするように言われて、服を脱がせます。ウンチをしていた場合だけ、オムツ交換してね、と。
そして5分ほど待って、横の診察室へ。若い男性の先生で、まずは診察。少し左の向き癖があるという問診票をみて、その時もちょうど左を向いてたので、んー、確かにそうやねー、と。
それから体を横向きにして、固いクッションでお腹側を背中側から挟むような形に。オムツテープを片方だけ外し、エコー用のゼリーを腰部分に塗ってエコーをあててみます。
その間、看護師さんが頭の方で、音の鳴る絵本をかざし、赤ちゃんは不思議そうにそちらを見ていました。
そして、手と足を持って、今度は逆側。
どちらも脱臼しておらず、問題なくてホッとしました。
あとは、向き癖や脱臼を防ぐための方法が書かれたリーフレットをもらって終わりでした。正味1時間ちょっとで終わりました。拍子抜け!そして費用も無料。ありがたいですねー。
股関節脱臼を防ぐために気をつけること
いつも同じ方向ばかり向いてしまう向き癖があると、片方の脚が立膝になってしまって、股関節が徐々に脱臼してしまうので、できるだけ向き癖がないよう気をつけてあげるほうがいいようです。
いい姿勢は両膝と股関節が十分曲がったM字型。服もMに曲がる余裕があるものがいいようです。
抱っこは正面抱き「コアラ抱き」が推奨されています。真正面からM字開脚でぎゅっとママやパパにしがみつくような抱き方です。正面抱き用の抱っこ紐も大丈夫なのですが、横抱きのスリングは開脚の姿勢がとれず、両脚が伸びてしまう危険もあるので、注意が必要です。
どうしても横抱きのスリングを使いたい場合は、きちんと知識のある助産師さんなどに最初はアドバイスをもらった方がいいと思います。
ちなみに向き癖の直し方は、向き癖がある方の頭から身体の下にタオルなどを入れてちょっと持ち上げてあげるといいんだとか。
普段からM字にして脚を動かして遊んであげたり、抱っこにも気をつけたいですね。
↓我が家で使っているのはこのベビービョルンの抱っこ紐です。新生児から使える縦抱っこ紐。首のところに調節できる紐がついているので、首がすわらない新生児でも大丈夫ですし、コアラ抱っこができるので股関節脱臼の心配もありません。メッシュなので蒸れずに赤ちゃんも快適そうです。